在宅血液透析(HHD)とは

在宅血液透析の定義

 在宅血液透析とは、その名の通り、透析施設で一般的に行われている血液透析治療を自宅で行う治療です。施設血液透析では月水金1クールなど、透析のスケジュールに合わせて生活スタイルを決めなければなりませんが、在宅血液透析では、自分の生活スタイルに合わせて透析の時間を決めることができます。

 施設血液透析では4時間週3回の透析が標準的ですが、在宅血液透析では回数も時間も延長することが可能です。私たちの腎臓は24時間休みなく、1週間では156時間働いています。これに比べて週3回4時間の合計12時間の透析では毒素の除去や水分の除去が不十分なのです。カナダの報告では、夜間睡眠時の長時間頻回透析を行っている患者は、腎臓移植を受けた患者と同じぐらい長生きができると報告されています。それだけでなく、かゆみやイライラ、血圧低下などの愁訴がなく、食事制限の緩和が可能です。

 我が国では、在宅血液透析専用の機械がありませんから、施設で使っている機械を自宅で使用しなければいけません。看護師や臨床工学技士が常にいるわけではありませんので、機械の準備、シャントの穿刺、後片付けなど自分で行わなければいけません。そのためには、一定期間のトレーニングを受ける必要があります。安全確保のため守らなければならないルールもあります。

 2020年から世界を襲ったコロナウイルス感染症は、透析医療にも大きなダメージを与えました。透析患者はコロナウイルスに感染すると重症化しやすいので、どこの施設でも注意していましたが、施設血液透析は集団で治療を行うためにいくつかの施設でクラスターが発生しました。在宅血液透析は、コロナウイルス感染だけでなくインフルエンザ、ノロウイルスなどの感染症が流行した時にも安心です。

 在宅治療のメリットデメリットを表にしました。在宅血液透析の開始までと日常については別なページで解説します。

漫画で見る在宅透析のすすめ

在宅血液透析の良さをお伝えするための冊子をご用意いたしました。
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冊子をご覧になるには画像をクリックしてください。

動画で見る在宅透析のすすめ

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